世界のブラごみ総量63億トン、2050年には倍増と米ジョージア大が推計

リサイクルトレンドウォッチ(58)

世界のブラごみ総量63億トン、2050年には倍増と米ジョージア大が推計
フランスはプラスチック製使い捨て食品容器禁止へ

1950年以降に世界で製造されたプラスチック製品の総量は83億トンに達し、うち63億トンがごみとして捨てられたとする推計を、米ジョージア大の研究チームが19日付の米科学誌に発表しました。ごみの量約63億トンは、東京スカイツリーの重さに換算して約17万個分に相当します。
研究チームは樹脂や繊維など化学製品の統計データを分析。プラスチックの年間製造量は、1950年の200万トンから2015年には4億トンに増え、累計は83億トンに及びました。製造量の半分近くは、21世紀に入ってからのものだそうです。
ごみになった63億トンのうち1回でもリサイクルされたのはわずか9%で、12%が焼却処分され、79%は埋め立て処分されたり自然界にそのまま捨てられたりしているとの分析。再利用せずに使い捨てられるポリ袋などの包装材やペットボトルなどの容器は年々増加しており、2050年にはブラごみの総量が120億トンに倍増するとチームは予測しています。
こうしたプラスチックごみ削減に先進的な取り組みを進めているのがフランスです。2016年7月1日からスーパーなど小売業でのプラスチックレジ袋を廃止したのに続き、今年(2017年1月1日)からは生鮮食品包装用など、レジ袋以外の袋にもプラスチック袋の使用禁止が拡大適用されています。さらには、カップや皿、コップ、フォークなどあらゆる使い捨てプラスチック容器の使用を禁じる法律を世界で初めて制定。こちらは2020年1月には施行される予定で、同時にすべて使い捨て食器類について、家庭用コンポストなどで堆肥にできる生物由来の素材を50%使うことを義務づけるそうです。
対して、日本では・・・レジ袋、ペットボトル、お菓子の包装、食品トレー、コンビニの弁当容器など、身の回りにあふれる多種類のプラスチック。その量も多く、レジ袋だけでも一人年間300枚、毎日1世帯から1kgのプラゴミが発生するともいわれます。
夏休みに入り子どもと過ごす時間も増えるこの時期、ペットボトルの確実なリサイクルやレジ袋の辞退など、身近な3Rについて家族で話しあってみたいと考えています。